夜勤による悪影響と対処方法

生活リズムが乱れると、ストレスを感じるものだ。ストレスの感じ方には個人差があるものの、生活リスムの乱れを放っておくと様々な悪影響が出る恐れがある。悪影響を引き起こす代表的な原因が、生活リズムの乱れにより脳内の神経伝達物質であるセロトニンが減少することだ。

セロトニンは精神安定剤のような役割を果たす上に、睡眠にも深く関係している健康維持に欠かせない存在だ。生活リズムが乱れセロトニンが減少するとストレスの悪影響を受けやすくなり、精神の不安定さ、仕事のモチベーションの低下などの症状が出現する可能性が高まる。
不眠もセロトニンの減少による代表的な症状で、なかなか寝付けない、睡眠の質が下がり疲れがとれないなどの症状が現れかねない。介護業界に限った話ではないが、交替勤務ことシフト制で夜勤のシフトが定期的に入ると、生活リズムの乱れにつながりやすいので注意が必要だ。

夜勤による生活リズムの乱れを完全に防ぐのは難しいものの、心がけ次第である程度は対策できる。
まず押さえておきたいのが眠りすぎないことで、夜勤明けに帰宅後、夕方や夜まで眠るのは危険だ。遅い時間に起きると夜にすぐ眠りにつくのは難しく、生活リズムが乱れていくこととなるので、相当に眠たくても昼の12時くらいには起きるようにするのがよいだろう。そして、セロトニンの分泌を促すために、太陽光を浴びる時間を増やすことを心がけたいところだ。セロトニンは太陽光を浴びることにより分泌されるので、昼間に散歩する時間を確保するのが理想だ。